【自然薯の保存法】
禁止事項:専用の保冷庫をお持ちでない方は、食べる直前まで掘らない事。
または、出荷直前まで堀上げないこと。
種芋用の自然薯は3月中旬まで堀上げないことです。
堀上げて常温で納屋などに置きますと、直ぐに乾燥して干からびるし、肉質が
変化して”とろろ”にすり下ろした時に変色します。
【短期保存法】
★通気性のあるラップに包んで冷蔵庫の野菜室に置いてください。
  傷のある芋は早めに食べてください。
★水分含有量の多い芋は、半日ほど天日干し、1晩ほど日陰干し、をしてから
  上記の方法で野菜室に入れてください。

【ムカゴの採取法と保存法】
【採取法】
10月中〜下旬に自然薯栽培畝の畝間にカンレーシャなどの網を敷いてツルか
らむかごを落とします。風などで地面に自然落下してものは雑菌が入っている
可能性が多いので採取しないこと。
【消毒】
ホルマリン200倍液で20分,または、ベンレートTなどを粉衣します。
【保存】
保冷庫:古新聞で包むかノコ屑にまぶしてからピニール袋に入れて保冷庫内に
 保存します。
砂を使用:1週間ほど日陰干しします。わずかに湿気をもたせた砂の中に入れ
 て納屋や土蔵など裏地の,凍らない・温度変化の少ない場所に置きます。
 砂の上に盛土をするかワラを置いて防寒と乾燥防止をします。

========特別公開:「とろろ亭」の長期保存法========
           〜〜安定した3℃と安定した湿気が必要〜〜
【専用の保冷庫が必要】
昭和アルミニューム(上場企業)などで、安定して3℃を保てる大型業務用の保冷庫
を購入して下さい。
【木箱】長さ:130〜150cm、深さ:50cm程度、幅:60cm程度、木の厚み:12mm
の木箱を数個造ります。*滋養農園「とろろ亭」では長さ2mの箱もあります。
【包装用のブチブチシート】上記の木箱にプチプチシート(緩衝シート)を敷きます。
【ノコ屑】
香りと油の強いヒノキやスギ材ではなくて雑木(楢)などが理想的です。ナラ材が非常
に入手しにくくなっていますので外材でもOKです。良く天日に干して殺菌と木の香りを
抜いてください。
【角材】木箱と木箱を重ねる時に通風用の隙間をつくる。
■保存手順=======
@好天の日に自然薯を堀上げます。12月以降に掘ってください。
A堀上げた自然薯は天日に2時間ほど干します。→土が乾いて直ぐ落ちる。
     *自然薯に触る(移動する)時は必ず軍手、爪で傷をつけます。
     *下に置く場合には緩衝シート(地面直接では傷がつく)
B水道水の水圧で土を落とします。
C更に1時間ほど天日に干します。
  *掘り上げ時の傷には注意→傷口が白く硬化するまで干します。
D更に、納屋などで一昼夜の日陰干し
  *この段階で水分が抜けて重量が1割減になります。
E上記の木箱にプチプチシートを敷きます。
Fノコ屑を敷き詰めます。
G自然薯と自然薯が触れない程度に並べていきます。
H一列並べたらノコ屑のクッションを敷いて2列目を並べていきます。
Iせいぜい、4〜5段が限度です。ノコ屑と自然薯の重みで下段の芋が腐敗します。
J一箱を積め終わったら、プチプチシートですっぽりとノコ屑ごと包んで空気が入らな
 いようにします。
K数個の木箱が出来上がったら保冷庫に入れます。箱と箱を密着させません。
 木箱と木箱を重ねる場合には角材を置いて通気用の隙間を作ります。
L箱はせいぜい4段程度で庫内上部の通気路を確保してください。
M箱の上・下・左右、に通気路が確保できてますか?
これで肉質を劣化させないで3年程度は保存が可能です。
3年保存ものを”切り種芋”にして発芽テストの結果、100%の発芽率でした。

〜〜重要ポイント〜〜
ノコ屑の湿り具合:冬季の土が含む湿気:手で握って開いてノコ屑
山が崩れるか崩れないか、という湿り具合。経験から学んで下さい
ノコ屑そのものが腐りますので毎年新しいノコ屑を使用します。
【栽培時に使用した肥料】
育った肥料によって保存期間と味が決定的に左右されます。