【年度ごとの特殊事情】
■2002年(平成14年度)
☆大暖冬から観測史上で最高の暖かい春
 東京の桜の開花宣言が3月20日、3月25日には満開。
 北関東平野部は観測史上で最も3月の気温が高かった。
   2月でも氷が張らない・・、という"異常気象"の年でした。
 従って、常温に保存しておいた種芋の発芽が非常に早かった。

☆10月2日に観測史上最大級の台風が関東に上陸、
 茨城県内では高圧鉄塔が折れ曲がるほどの強風が
 吹き荒れた。滋養農園では1/5ほどの自然薯の支柱
 が倒された。ツル元を切られたのが1/10ほどでした。
 しかし、他の栽培者は約半数のツルがきられた。
☆北関東での初霜・初氷が異常に早かった。通常なら11月
 10日頃に自然薯が綺麗に紅葉するのですが、10月30日
 に初霜と初氷という異常寒波で、紅葉前に葉が黒ずんでチ
 リチリに萎れてしまった。芋の成長期は過ぎているので収量
 に影響は無い。しかし、11月を通して寒さが厳しい。21年ぶ
 りの11月の低温だそうです。
  寒さが早いので野良仕事がキツイです。
■2003年(平成15年度)  異常気象
定植後、5月は平年並みの気候でしたが、6月の梅雨入りから
異常低温が始まった。北関東で非常に長い梅雨が明けたのが
8月10日、更に梅雨明け直後に大型台風の上陸、台風が去っ
て旧のお盆中は連続の雨。朝の気温が18℃、日中の最高気温
が21℃、という寒さでした。6月7月8月の三ヶ月間、畑土が乾い
たことが一度もありませんでした。東北地方では1993年以来の
10年ぶりに米の作柄が「いちじるしい不良」と発表された。
野菜や果物類も大不作、果物(梨・ぶどう)は甘味不足。
自然薯のツルの伸びも悪く、葉の数が通常の1/2程度です。
9月から天候が回復しても葉の数が少ないから収量減は確定的
です。北関東では8月末まで雄花が咲き続け、一方でムカゴの
発生が非常に遅れています。(8月31日に記入)
■2004年(平成16年度)異常気象(干ばつ・猛暑)
定植後、5月は平常通りの気象でしたが、6月から始まるはずの
梅雨がありませんでした。特に気温が高くなる7月、“カラ梅雨”
による干ばつ被害が目立ち始めた。滋養農園ではエンジン付き
の揚水機で各種山芋類への散水作業を実施した。既に7月から
猛暑が始まり、炎天下での散水作業は大変な重労働になった。
熱中症で私が倒れるか・・・、それとも山芋が枯れるか・・・。
8月に入ると、気温が更に高くなり、関東地方でも新記録が続出
した。39.5℃である。9月23日の秋彼岸まで30℃を越える猛暑
が続き、観測史上で最も「真夏日」が多くなった。
猛暑により、水掛け作業さえシッカリとやっておけば山芋類は大豊
作の年になりました。空梅雨によって、梅雨時に発生するカビ類も
無くてツルの「早枯れ」の発生も皆無でした。
,熱帯地方の海水温度が高いせいで、日本に上陸した台風の数も
新記録になった。九州・四国・北陸地方で豪雨+強風による被害
が出た。関東地方は運良く直撃をさけることが出来た。
10月9日には日本上陸9個目の台風が東海・関東地方を直撃。大
型で強風を伴っていたために支柱の倒壊によるツル切れが発生。
10月20日には超大型の台風23号が本州に上陸。今年10個目の
上陸で観測史上最多記録を更新。
【観測記録更新】7月の降水量が最小。7〜9月の真夏日が最多。
関東地方の夏場の最高気温が最高記録。台風上陸数が最多。10
月の降水量が最多(敷きワラ用の稲ワラ収集が出来ない)。
よって10月の野菜(レタス・なす・キャベツ)の値段が2〜4倍。