| 無農薬栽培法 |
| □防除より予防が大事・・! | |
| 自然薯は文字通り自然環境の中で育ちます。出来るだけ自然界の条件に合致した 栽培法が求められます。また、肌が薄く、ツルが細く、芋が細くて長い、など障害に 弱い性質でもあります。ですから、病気を発生させてしまったら手遅れなのです。 ツルや葉に病気の症状が現れたら手遅れとなり、株元から引き抜いて他の株への 伝染を防ぐしかないのです。 |
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| □発病させない環境作り 土・排水・風通し・高い支柱・ウネ上温度・種芋 | |
| 土づくり | ふかし掘り=栽培容器を埋設する前に埋設溝を深く掘ることで表土の ”天地返し”が可能になる。また、一度掘ることで栽培溝の土が柔ら かくなって排水が良好になる。天地返し効果=地中深くに蓄えられた ミネラル分を栽培表土に使用できる。排水効果=腐れ芋や奇形芋が にならない。 作土を寒気に当てる=厳寒期前に溝を掘っておくことで掘り上げた土 が凍ってサラサラした細土となり空気を含む。土の殺菌作用。 |
| 排水対策 | ほ場が乾燥地か湿地かによって対策が異なります。 乾燥地の場合には畝高を低めに、夏場に畝上に敷きワラや敷草。 8月の夕方には畝上に散水。 湿地の場合には畝高を高めに、畝間に排水溝を掘る。 ☆冬季の”ふかし掘り”が過湿による病気の発生を防ぎます。 |
| 風通し 高い支柱 |
自然薯のツルは13mも伸びます。ものすごい数の葉が展開します。 畝間が狭すぎたり(1m30cm以上)、支柱が低いとツルが絡み合い、 葉がダンゴ状に密集して”蒸れ”ることになります。病気の発生と受光 が悪くなります。 |
| 畝上温度 | 自然薯の自生地は地温が12度℃以下です。梅雨が明けたら畝上に 敷きワラなどをして8月の地表温度を下げましょう。また、10日以上の 雨なしが続いた時には、夕方に畝上が湿る程度に散水します。 |
| 健康な 種芋を使用 |
栽培環境を健全にしても種芋自体に病気が入っていたのではなんに もなりません。種芋の入手先には特別の注意が求められます。 必ず、信頼のおける方から種芋を入手してください。種屋や資材屋か ら”ウィルスフリー苗”と称するものを購入しても「信頼できる」、とは言 えません。信頼の基準=10年以上、継続して栽培している自然薯栽 培のプロ(農家)からの入手が一番確実・安心なのです。 |
| 業務用(販売用)の栽培では・・・・・ |
| 業務用(じねんじょ販売)の栽培の場合には、本数も多く、同じほ場(畑)での 連作になります。山芋栽培に多い“早枯れ病”が発生しやすくなります。 早枯れ病は様々な要因で発生します。 一番の原因は、梅雨時に繁茂したツルと葉がムレてバクテリアの繁殖による 場合が多い。 特に平成15年度の夏場の天候は、日照不足+冷夏でした。コメの作況指数 も大幅にダウンしましたが、自然薯の作況指数はコメよりもひどかった。 大きな産地(自然薯生産組合)が壊滅状態にもなりました。 このような大凶作の年もありますので、やはり“早枯れ予防”が必要です。 【対策】 梅雨明けの7月末か高温期(初期)の8月上旬に、「ベンレート水和剤」を 散布します。 【早期発見】 高温初期の8月上旬に葉が黄ばんだり、葉が萎縮したり、斑点ができたりし たら、すぐに「ベンレート」を散布します。そのままで放置すると、8月15日 のお盆過ぎから葉が急速に枯れはじめてしまいます。 9月には畑全体が茶色い枯れ葉になってしまいます。 症状がひどい時には、1週間に一度を2週連続してベンレート散布します。 |